日々・開発日誌

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名古屋市名東区でWebアプリ開発ミーティング

2018-10-23
今日は名古屋市の名東区でWebアプリ開発に関する打ち合わせを行ってきました。

既にリリース済みのスマホアプリで蓄積されたヘルスケアデータを、スマホ・タブレット・PCなどのブラウザから確認できるようにするのがミッションです。

グラフの描画、アスコットキャラクターのアニメーション、外部プログラムとの連携、など一昔前ではなかなか難しかった内容も、今ではjavascriptとCSSを使うことで出来てしまいます。

むしろライブラリやノウハウが蓄積されているので、ブラウザでjavascriptとCSSで動作するWebアプリとして開発したほうが、安く早く制作ができ、またリリース後の変更も容易に行なえます。

難しいポイントはレスポンシブ対応で、一つのHTMLファイルのデザインで、スマートフォン、タブレット、PCの画面サイズに合わせ見やすい形に変更する必要があります。ボタンのサイズや文字の大きさなども細かく制御しなければレイアウトが崩れてしまうので、制作とその後のテストがけっこう大変だったりします。

一通りご要望を伺った後、できる・出来ない・宿題として持ち帰りをお答えし、事務所に戻って提案書の作成です。

なるべくお客様の要望に答えられるよう、技術的またはコスト的に難しいものは代替案を提示し理解いただけるようにがんばります。

システム開発とは

2018-10-22

システムとは?

「目的を遂行するための体系や組織」と辞書には出てきます。
特にコンピュータの分野においては「何らかの目的・サービスのために、ソフトウェアやハードウェアを連携して構築されたコンピューター環境のこと」ぐらいの意味になるでしょう。
平たく言うと「問題解決のために集められたプログラムと機器の集団」です。

システム開発とは?

この「集団」を作ることになる訳ですが、既に有能なプログラムと機器が見つかっていればそれらを集めれば済みますし、そうでなければ作る必要が出てきます。この集団を作る人=システム開発する人は大きく2種類に別れます。

  • 集団を集めるのに特化した人:SI (システムインテグレータ)
  • プログラムを作るのに特化した人:デベロッパー
僕の印象ではデベロッパーをシステム開発と呼ぶことが多い印象です。

システム開発の流れ

「システム開発=プログラムを作る」のような印象を持っている人も多いと思いますが実際にはもっと大掛かりです。一般的な流れとしては次のような感じです。

  1. 営業・ヒアリング
    1. 何にかで困っているお客さんを見つける
    2. 問題課題を明確にする
    3. どうすればその問題を解決できるかを細分化していく
  2. 検証・提案
    1. FS(フィージビリティスタディ):技術的に可能なのか?経済的に現実的か?などを調査する。
    2. PoC(Proof of Concept):より具達的に調査する。試作品を作る場合もある。
    3. 提案書作成:問題課題をどの様に解決しその効果としては何が得られ、どれくらいの費用と期間がかかるかなど。
    4. 提案書と見積を提出
  3. 契約とプロジェクト開始
    1. 契約:提案書と見積にOKが出たらお互いの役割や業務の範囲、免責事項などを書面にして契約する。
    2. プロジェクト開始:工程表を作成し、メンバーを決め、それぞれの役割に割り振ります。
  4. 開発
    1. 要求定義:お客さんの要求を羅列して分類整理していく
    2. 外部設計:画面やデータ構造を決める
    3. 内部設計:プログラムの構造を決める
    4. プログラム開発:プログラムをガリガリ書く
    5. テスト・改修:バグを見つけては修正、修正、そしてまたテスト
  5. リリース
    1. ベータ版:ほぼ動くけどまだ完成していないから何か不具合が出るかもしれない。でも実際に使ってもらって修正点など教えてくださいね。
    2. 本番:やっと実際の業務で使われるようになります。
  6. 保守・サポート
    1. 保守:プログラムが動いているコンピュータやサーバのOSの更新やネットワークの構成変更への対応など、システムが正常に可動するように日々対応します。
    2. サポート:使い方でわからない点などを電話やメール、最近ではSlackなどで質問を受け回答します。
  7. バージョンアップ

実際にキーボードを叩いてプログラムを作るのは「4.4 開発 - プログラム開発」になります。
その前後には膨大な業務があるわけなのです。
そして、それらには人と時間がかかるのでシステム開発の費用は意外に高くなりがちなのです。

とは言ってもコレはあくまで一般論で、開発する組織が大きくなればなるほど、更に「社内承認」等のプロセスが増えることもありますし、開発する組織の規模が小さくなればプロセスが統合され短縮することもあります。その辺はまた次回お話します。

ビスポーク株式会社の由来

2018-10-17


弊社の名前は「ビスポーク株式会社」と言います。
よく、肉屋に間違われ(ポーク=豚肉繋がりで)、ファッションに詳しい人には靴屋か服屋に間違われ、「どういう意味?」「なんでその名前にしたの?」と聞かれます。
なぜこんなにも人を混乱させる社名にしてしまったのか?その由来についてお話しましょう。

そもそもビスポークとは?

bespokeという単語を英和辞書で引くと「(洋服が)注文仕立ての、オーダーメイドの」とあります。服屋さんがお客さんと話しながら要望をアレコレ聞き洋服を仕立てていったこと(been spoken for)から派生しbespokeと言う言葉ができたという説があります。完全オーダーメイドで作成される靴またはそれを作る靴職人もビスポークと呼ばれ、靴好きの人にとっては憧の対象です。

なんでそんな社名にしたの?

この社名にした理由は
「お客様が抱える要望・問題課題に対し、ぴったりフィットし、しかも機能性とデザインを備えたシステムを作りたい」
と言う考えからです。
そもそもの会社を設立した理由がこれで、組織に属していては売上の回収が優先してしまい、お客様の抱える要望・問題課題をヒアリングして理解する時間、作成したシステムを実際に触ってもらいながらフィットさせていく作業というのができないことに疑問を感じていました。
それを実現したい思いからビスポークと言う社名にした決めました。
もっと、ものずくりに注力したい、もっとお客様の話を聞いて問題解決の精度を高め真に役に立つものにしたい。
その答えが「ものづくり X 問題解決 = ビスポーク」です。


社名に隠れたもう一つの秘密

と、志の高い理由もありますが、もう一つ隠れた由来がありまして、それは僕自身、恥ずかしながら字を書くのが苦手で億劫なので「なるべくカタカナで短い社名」と初めに条件ありきで決めたということです。。。
しかし、実際に諸々の手続きをしてみると「株式会社」「代表取締役」も併せて書かなければならず、あまり意味がなかったなと会社設立時に疑問を持ちましたが、1年もすると馴染んできて今ではとても気に入っている次第です。

という訳で初心を忘れずにこの社名ともお客様とも末永く付き合っていければと思います。

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